「還暦ギフトの見直し」から生まれたチュニック
普段使いで人気のあるアイテムから、赤をチョイスしたギフト。
贈り物と聞いて浮かんでくるのは、クリスマスの思い出です。 小学校4年生まで、サンタを信じる子どもの元にはサンタクロースがやってきていました。
12月に入ると、サンタにお手紙を書くところから始まります。 欲しいものと、それが欲しい理由。最後に「良い子に過ごす約束」を書いて、自宅のポストに入れておくといつの間にかなくなっています。 そしてクリスマスの夜。
届くのは、書いたものだったり、限りなく希望に沿ったものだったり、全く違うものだったりしました。
手紙に書いたプレゼントと違う...。これじゃない...。
その「これじゃない感」は、両親の教育方針だったり、将来を考えた際の愛情が生んだものだと思います。
大人の今、仕事でもプライベートでも贈り物をする機会は増えました。
贈る際は「これじゃない」とならないようにしたいと考えています。やっぱり喜んで欲しいから。
「これじゃない」は、プレゼント選びをする側としても感じることもあります。
それは、父の還暦の時のことです。 その時はまだ、じーじと呼ぶには元気すぎるほど。
今時60歳なんてまだまだ若いわけで...
還暦向けの名入りの赤い晩酌セットや、いかにも高齢者向けといったラインナップの赤い商品は私自身が「これじゃない」と感じました。
それまで歩んできた人生も、人となりも60歳の人がいたらそれぞれ全然違うし、何よりまだ若々しいのに、おじいちゃん扱いする画一的な還暦のギフトは「その人のことをあまり考えていないプレゼント」のように感じました。
そのラインナップを眺めていると「お父さん、こんなにお年寄りじゃないよね」「こんなの好きじゃないよね」という、反発心に似た想いがふつふつと湧いてきました。
結局、父はゴルフが好きだったので、タイガーウッズが着ているような赤いポロシャツを贈りました。
母の還暦はその数年後でしたが、贈ったのは食事会とバッグ。もはや赤いものでもなかったと思います。(お店の方がちゃんちゃんこを用意してくださったのでそれで記念写真は撮りましたが)
親子でも共有できるデザイン。顔色がよく見える赤。
贈り物は、「気持ちの一部」をものに変えたもの。
kOMINKAN JAPANが掲げている「贈りものを見直す」は、相手のことをあらためて想い
ましょう、という優しいメッセージだと思っています。つまり贈り物のシーンで生じる
「これじゃない感」をなくすことだと。
伝統やなんとなくの決まり事を飛び越えて、相手を想い、自分の気持ちをきちんとものに
変換する贈り物をしたいと思います。
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この記事を書いた人
KOMINKAN JAPAN編集部