SUMIZUMI
STORY 02 ブラックフォーマルをつくる。 侶丹さんとのコラボ

KOMINKAN JAPANを運営しているのは1987年に長崎市で開業したPAPA’S&MAMA’S (以下、「パパママ」)。開業から35年になる今年、このネットショップOPENに合わせてオリジナルのブラックフォーマルを作ることに初挑戦しました。その現場に密着し、担当の山口と犬塚にオリジナル商品についてインタビュー。KOMINKAN JAPANが提案するブラックフォーマルとは? 弊社スタッフも詳しくは知らなかったアパレルの仕事のあれこれ深堀りしちゃいました!

メーカー選びの決め手

坪井 今回、オリジナルでブラックフォーマルを作ることになって、たくさんあるメーカーさんの中から、今回は株式会社侶丹(ロダン)さんを選ばれました。どうして侶丹さんだったのでしょうか?

犬塚 福岡で約50年にわたってフォーマルを作り続ける侶丹さんは、弊社の複数の実店舗でも取引をさせていただいていますが、形がきれいでとっても人気があります。主に結婚式などのお呼ばれ服を扱っていますが、入荷するとすぐに売れていきますね。 だからブラックフォーマル作るなら、と真っ先に思い浮かんだのが侶丹さんでした。普段からバイヤーとして洋服をセレクトするとき、デザインはもちろんですが、着心地や着回しのしやすさを重視しています。侶丹さんだったら間違いないという感じです。

高度な技術が生みだす圧倒的な美しさ

坪井 そうなんですね。侶丹さんの服の魅力について、もっと詳しく聞かせてください。

山口 自社工場や九州の縫製工場と協力しながら、企画からデザイン、パターン、縫製、卸売、販売まで一貫したものづくりをされる、全国的にも稀有なメーカーさんです。 職人さんたちがていねいに作る「メイドインジャパン」の服の良さが、細部にまで感じられるんです。

犬塚 侶丹さんはお呼ばれのドレスだけでなく、新婦用のウエディングドレスも手掛けられています。幅広い体型の人が着られて、かつ体のラインが綺麗に見えるウエディングドレスを作るって、すごくハードルが高いんです。 そんな高度な服作りができるメーカーさんなので、とにかく形の綺麗さが違います。着心地や素材にも徹底的にこだわられていて、ストレッチがきいてたり、異素材の組み合わせがすてきだったり。人気が高い理由がわかります。

坪井 形が美しい理由はそういうことだったのですね。着心地や素材にもこだわられているということですが、生地について他にもポイントはありますか?

生地、素材へのこだわり

山口 漆黒色「フォーマルブラック(FBK)」の生地を扱われているというのも大きかったですね。礼服用の黒って、普通の服やスーツの黒とは違うんです。礼服にふさわしいとされているのは、光を吸い込むような深い黒色(FBK)で、光沢感を抑えたマットな生地なんです。

坪井 他にもポイントはありますか?

犬塚 あとは、お手入れについてもやっぱり配慮されています。素材もシワになりにくいものなので、移動が長い場合も安心ですね。 喪服は1度着たらクリーニングに出すのが一般的だと思うんですけど、長いこと出番がないといざという時にカビ臭くなってることもあります。そんな時にもさっと洗濯機で洗濯できるっていうのはメリットですよね。 (※一部、洗濯機での洗濯ができないものもあります。各商品詳細ページにてご確認ください)

山口 本当に助かります。そもそも「洗濯機で洗えます」って表示するのは難易度が高いんです。洗い方次第でどうなるかわからない時は、本当は洗える製品であっても念のため「洗えません」にしてるものが多い。生地・パーツ・縫製すべて大丈夫です、洗濯機で洗っていいですよ、ってそれだけ作りに自信があるということ。頼もしいですよね。


そんなメーカーさんと一緒に進めた、オリジナルのブラックフォーマルづくり。次回は、実際の仕上がりを見ながら、どんな作業だったのか、どんなやりとりがあったのかについてのお話です。

こだわりのつまった、オリジナルのブラックフォーマル。 こちらからご覧ください。

メーカー情報

株式会社侶丹(ロダン)

1975年福岡県で創業。衣料品の企画・製造・卸売業・販売業をしている。

STAFF LIST

Planning
Yamaguchi Kayo
Planning
Inuzuka Shogo
Writer
Tsuboi Shiina